北海道・石狩市が手話条例制定 市町村では初

 北海道石狩市議会は16日、手話への理解を広げ、市民が手話を使いやすい環境をつくることを市の責務と定めた「石狩市手話に関する基本条例」を可決した。市によると、同様の条例は10月に鳥取県が制定しているが、市町村での成立は初めてという。

 来年4月1日から施行する。条例は「手話は言語」と規定し、手話と、手話を使う人への理解を深めるための施策の推進を市の責務と定めた。市民には「施策に協力するよう努める」ことを求めた。今後、手話普及のため、子どもを対象とした講習や市職員への研修会などを検討している。