加東市PRキャラ「伝の助」 改良で手話能力UP
兵庫県加東市は、マスコットキャラクター「加東伝の助」の着ぐるみを、手話が上手にできるように改良した。また、作者小稲望さんが書き下ろしたイラストを描いた看板や案内板も作成。市は「キャラが誕生して約8年。もっと親しんでもらえるよう、これからも工夫を重ねたい」としている。
同市は2014年11月、近畿の自治体で初めて手話言語条例を成立させた。市民の理解促進などを図ろうと、伝の助もイベントや広報誌などで手話を披露するようになったが、従来の着ぐるみは指の部分が太く、うまく表現できないことがあった。このため、市は着ぐるみ制作会社に依頼し、指の形がはっきり分かるように腕部分を新調。スムーズな手話が可能になった。
看板は、手を差し出して歓迎のポーズをとる伝の助をかたどった高さ約110センチと130センチの2種類。出迎え看板として使う。また、滝野公民館(同市下滝野)の玄関付近に設置した周辺施設案内板には、市の名産品のこいのぼりにまたがる伝の助のイラストをあしらった。(桑野博彰)
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