県の手話CMで「間違い」 ろうあ団体が指摘
鳥取県が県手話言語条例の制定をPRするテレビCMで「手話の一部が誤っている」と、ろうあ団体などから指摘されていたことが6日、分かった。県は手話指導や収録を制作会社に任せており、放映前のチェックで間違いに気付かなかった。
CMは米子市出身の女優松本若菜さんが出演し、手話で条例の意義を呼び掛ける内容。昨年12月3~9日にかけ、山陰の民放3局が36回ずつ、計108回放映された。
間違いを指摘されたのは、松本さんが手話で「聞こえる人」と表現する部分。口と耳の前に差し出した指を体から遠ざけて表現すべきところを、逆に外側から体に近づけて表現している。「はじめまして」も「会う」が「あいさつ」になっていた。ほかにも違和感のある部分があるという。
県はコンペを経て米子市の制作会社に委託し、松本さんへの手話指導は同社が依頼した元手話通訳者が実施した。11月末に県の担当者が動画をチェックしたが、分からなかった。
県障がい福祉課は、今後は県ろうあ団体連合会に監修してもらうという。
県内のろう者の女性は、松本さんを擁護した上で「県だけが前に進むのではなく、手話を使う私たちに確認してほしい。一緒に進んでこそ意味がある」と指摘している。
日本海新聞より引用(日時不明)
http://www.nnn.co.jp/news/140107/20140107004.html (リンク切れ)
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