手話言語条例制定へ 三田市、聴覚障害者が暮しやすいまちに

 手話を日常的に使うことができる環境を整備し、耳の不自由な人が安心して暮らせる地域を目指そうと、兵庫県の三田市は「手話言語条例」を制定する方針を決めた。さまざまな場面での手話通訳の導入や、市民への普及・啓発に取り組むなどして、手話を「言語」として活用できる社会づくりを進める。

 手話言語条例は、手話を一つの「言語」に位置付け、情報を得たり、意思疎通したりする手段として幅広く活用することを目指す。全国の聴覚障害者団体が制定を求め、地方自治体などに働きかけてきた。