奈良)「手話は言語」 大和郡山市が条例案
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大和郡山市は19日、手話を言語と位置づける「手話に関する基本条例案」を、3月議会に提案すると発表した。成立すれば県内初。4月1日に施行する方針。
条例案は、「手話が言語であるとの認識に基づき、手話への理解の促進と手話の普及を図る」「手話を使用する市民は、手話による意思疎通を円滑に図る権利を有し、その権利は尊重されなければならない」などと規定する。市の責務として、市民への理解を促し、手話を使いやすい環境にするための施策を推進することを定める。
市内には、県内唯一の聴覚に障害のある子どものための特別支援学校「県立ろう学校」があり、3~18歳の約120人が通う。手話の市民講座は1974年から開かれ、市職員も90年から研修で学んでいる。昨年12月には市聴覚障がい者協会が、条例の制定を求める要望書を提出した。
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