前橋市議会が手話言語条例可決 県内初

 前橋市議会は7日、手話の理解や普及促進を図る環境の構築などを盛り込んだ「前橋市手話言語条例」を全員賛成で可決した。県内の市町村初といい、来年4月1日から施行される。

 同条例は、手話は言語であるとの認識に基づき制定され、手話を使いやすい環境にするための施策の推進や学校で手話を学ぶ機会を提供するよう努めることなどを盛り込んだ。同市は昭和43年に県内でいち早く手話サークルを立ち上げ、手話や聴覚障害者に対する理解を広げようと活動。県議会も今年3月に「群馬県手話言語条例」を制定、4月1日から施行されている。