手話言語法の制定を 福知山市議会が国に意見書
手話が音声言語と対等な言語であることを広め、普及、研究する環境整備を進めるための「手話言語法(仮称)」制定を目指し、福知山聴覚障害者協会が市議会9月定例会に提出した請願が、24日の本会議で採択され、意見書を国に提出することが決まった。
全国各地の団体が、一斉に進めている取り組み。京都府内では京都、亀岡、京田辺の各市などですでに意見書を可決しており、府北部では福知山市が先陣を切る形となった。
この日の本会議には、上田吉信会長ら協会員ら11人が訪れ、市聴覚言語障害センターの長岡英樹さんによる手話を通して、採決の様子を傍聴。全員一致で可決された瞬間、緊張の面持ちから一気に表情が緩み、みんなで喜び合った。
上田会長は「手話言語法が無事に制定されて、福知山市でも手話を出来る人が、今後さらに増えることを期待したい」と話していた。
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